金沢視力矯正レーザーセンター

近視矯正手術の種類

近視をなおすには眼鏡、コンタクトレンズそして手術による方法があります。

手術にはいろいろな方法がありますが、比較的簡単なのは角膜のカーブを変える方法です。
以下この方法を列挙いたします。
※当センターでは、RK・ICRを行っておりません。
PRKは必要や希望に応じて10万円(レーシックと同額)で行います。

角膜のカーブを変えない方法として、眼内手術があります。
その代表は、眼内コンタクトレンズと眼内レンズ(白内障手術)です。
詳しくは眼内コンタクトレンズ白内障とレーシックへ。

LASIK(レーシック)

角膜上皮を特殊なメスでめくってエキシマレーザーで角膜を切除する方法(LASIK)が注目されています。
この方法ですと角膜上皮をもとにもどしますので術後早期の痛みや見え方の悪さが少なく、ほとんどの場合翌日から普通の生活ができます。よって同日に両眼の手術も可能です。
手術手順はこちら

RK(放射状角膜切開術)

以前から行われていたRKはメスで角膜を深く切るため、角膜が濁ったり見え方が不安定だったりして合併症が比較的多いです。

RK(放射状角膜切開術)

1、角膜中心部のカーブが強いため網膜黄斑部にピントが合わない。
2、ダイヤモンドメスにより約500ミクロンの深さに角膜の中心部を除き4本から8本の切れ込みを入れる。
3、角膜中心部のカーブが緩くなる。このことによって網膜黄斑部にピントが合う簡単な原理の応用である。
4、手術後の角膜(正面図)


PRK(レーザー屈折角膜切術)

PRK(レーザー屈折角膜切術)

最近エキシマレーザーが登場して近視の手術が飛躍的に進歩しました。

まず、角膜上皮を削ってエキシマレーザーで角膜を切除する方法(PRK)が世界中に広がりました。
この方法では合併症が少ないのですが、術後早期の痛みや見え方の悪さが問題になります。


ICR(角膜内リング)

角膜内にリングを埋め込む方法ですが、この方法はあまり多く行われてなく、その合併症が心配です。
またこの方法では現在のところ正確に矯正できないようです。

近視矯正手術の比較

  LASIK(レーシック) PRK(レーザー屈折角膜切術) Epi-LASIK フェイキックIOL
適する近視の度(D) -1〜-10 -1〜-6 -1〜-8 +12〜-23.5
切開深度 30% 10% 10% 角膜ノータッチ
手術時間 5〜10分 3〜10分 5〜10分 30分〜40分
眼球強度
予測性
安全性
術後疼痛 軽度 高度 中度 軽度
視力回復 即座に良好 3日〜1ヶ月 3日〜1ヶ月 即座〜1週間
再手術
5〜10%だが容易
1〜5%だが困難な場合あり
1〜5%だが困難な場合あり
レーシックで調整になる場合もあります
合併症
不整フラップによる乱視(1%)
ドライアイ(5〜15%)
ヘイズ(近視が強いほど高率)
半年くらいの経過観察が必要
ヘイズ(近視が強いほど高率)
半年くらいの経過観察が必要
緑内障・眼内炎・内皮炎など
合併症が強い場合はレンズの摘出が可能


どういう人が近視の手術を受けたら良いのか。

1近視が強く、裸眼視力が0.1以下の人で矯正視力(眼鏡などの視力)が比較的良い人は近視の手術を受けたら良いと考えます。矯正視力近くまで回復いたします。しかし矯正視力以上に回復することはまれです。
ただし20才以上で少なくとも12カ月は近視度が安定している人が第1条件です。
また角膜や眼内に病気がないことも重要な条件です。

2職業上の理由で眼鏡ができない人やアレルギー性結膜炎やドライアイなどでコンタクトレンズができない人は近視の手術の良い適応です。

3眼鏡をかけるのが苦で無いが眼鏡で不自由を感じている人も良い適応です。
眼鏡がいやな人はあまりお薦めできません。なぜならいずれ老眼になります。
その時は老眼鏡か老眼矯正手術(もとにもどす手術ですが角膜はやや薄くなります)が必要となります。
また微妙な矯正に眼鏡が必要なこともあります。

4左右の視力(近視度)がかなり違い、眼鏡では矯正が困難な人は良い適応です。