外来案内について

近視矯正コンタクトレンズ(夜間の就寝中に特別のコンタクトレンズを装用して近視を治すオルソケラトロジー)の治療の継続とレーシック手術のアフターケアを行います。


逆さまつ毛を抜いているのですが、治らないのですか?
涙もろくなった?
涙と目薬の関係
目を縦にかこう


逆さまつ毛を抜いているのですが、治らないのですか?
まつ毛を自分で抜いてはいけません。
根元で切れると切り株のようになって、目を傷つけてしまう恐れがあります。
抜く場合は、眼科で抜いてもらうようにして下さい。
また、まつ毛が目に入る病気に眼瞼内反や眼瞼下垂があり、その治療で完治する場合もあります。
これらの病気は病気として一般に認識されにくく、良く美容整形外科で治療されている場合が多いようです。
美容整形外科では保険がきかず、高額の治療費を払っているケースもあるようです。
眼瞼内反や眼瞼下垂は目の病気ですから、その治療は保険診療となります。
まず眼科で正確な診断を受けてください。
涙もろくなった?
私は最近、テレビを見ていると悲しい場面でよく涙がでるようになり、涙もろくなったのでは?と思っていました。
しかし左目だけに涙があふれて出るので、鼻涙管狭窄という病気であることに気がつきました。
この病気は主に老化で起こってきますが、結膜炎に伴っている場合が多いようです。
この病気は俗にいう涙目というもので、涙のうマッサージをおすすめします。
その方法はひとさし指で目頭を鼻の方向へ軽く押さえて上下動を一分ほど繰り返すだけでよく、結膜炎の目薬をさして涙のうマッサージをすればさらに良いでしょう。
目頭の下方の鼻根部に涙のう(排出された涙が一時的にたまる袋)があり、まばたきで自動的に涙は鼻へ流れていく仕組みになっています。
泣いた時に鼻水が出るのは、その仕組み(鼻涙管)が正常に機能している証拠です。
(北國ドクタークラブ会員、あさい眼科クリニック院長、金沢市)
涙と目薬の関係
近年、ドライアイという言葉を耳にすることが多くなりました。
ドライアイはいろいろな原因で起こるといわれていますが、気になる原因が二つあります。
一つは目薬のつけすぎです。1滴で充分ですが、2滴3滴と1度に入れる場合と1日に決まっている回数以上に入れる場合とあります。
どちらの場合も涙の上層の油膜を破壊する可能性があり、ドライアイを誘発するといわれています。
さらに目薬のつけすぎはその副作用が出やすくなりますので、特に注意しましょう。
二つめの原因は目の洗いすぎです。洗眼はきもちいいのですが、やはり目薬のつけすぎと同じ理由でドライアイを引き起こす可能性があります。
これは最近、眼科で特別な場合を除いて目を洗わない理由の一つです。
(北國ドクタークラブ会員、あさい眼科クリニック院長、金沢市)
目を縦にかこう
眠い時、涙が出た時、かゆい時、だれでも目を横にこすります。
この行為には危険がひそんでいます。涙をふく時は横にふいたほうがいいでしょう。
この時は上まぶたや眼球を押さえないようにしてください。
一方目がかゆい時は、目をたてにかいてください。
横に目をこすると眼球を圧迫し、結膜(白目)が赤くはれてきます。
目を縦にかくとは、片手のひとさし指か中指で目頭を上下にかくことです。
これでかゆみはかなりよくなり、目に障害はありません。
目を縦にかくことは涙のうマッサージそのものでその効果(涙の流れがよくなる)も期待できます。
また片手のひとさし指と中指で左右の目頭をかけば、両眼同時にかけますのでとても効率的です。
ぜひ片手の縦かきをためしてください。
(北國ドクタークラブ会員、あさい眼科クリニック院長、金沢市)