視力矯正コンタクト(オルソケラトロジー)
眠っている間に視力を改善します
視力矯正コンタクトレンズは酸素透過性コンタクトレンズで、
眠っている間に眼の形をやさしく変えます。
その結果、一日中裸眼で生活することができるほどに視力が改善されます。
やり直しががきかない視力矯正手術とは違って、 視力矯正コンタクトレンズは将来の視力の必要性に応じて調整できるデザインとなってます。
加えて視力矯正コンタクトレンズの装用をやめれば眼は元の状態に戻ります。
視力矯正コンタクトレンズは眼にどのようにはたらきかけるのでしょうか?
視力矯正コンタクトレンズは眠っている間に眼の前面(角膜)の形を徐々に変化させ、 網膜で光が正確に焦点を結ぶようにします。
近視の場合、光は網膜の前で焦点を結ぶため、画像がぼけてしまいます。
視力矯正コンタクトレンズは角膜の屈曲を減らし、光が網膜に正確に焦点を結び、
その結果視力が改善されるのです。
どのような人に合っているのでしょうか?
遠くにあるのものを見るのが困難な人に最適です。
近視矯正用コンタクトレンズは一日中メガネやコンタクトレンズを使用せずに再び遠くに あるものを見ることができるという道を切り開いてくれます。
近視矯正手術ができない人やそれが不安な人にも良いと思われます。
メガネが曇ったりコンタクトレンズが乾燥するのを気にすることなく、スポーツなど数多くの活動ができるようになります。
特に未成年者のスポーツ志向の方に向いています。
翌日から視力の改善が体験できます。
わずか一晩で裸眼視力に改善が見られる人がほとんどです。
多くの場合3日以内に夜間装用のみで一日中良い視力が維持できるようになります。
近視度-1.0Dから-4.0Dの人の98%が0.8以上の裸眼視力を達成したという報告があります。
近視矯正用コンタクトレンズと近視手術の違いは?
どちらの方法でも近視の度を下げることはできます。
手術の場合、手術後にその効果はずっと続きますが、 視力矯正コンタクトレンズではその効果を維持するために、毎日(隔日の場合もある)就寝中にコンタクトレンズを装用しなければいけません。
しかし近視矯正用コンタクトレンズの長所はその可逆性です。
すなわち、その使用を止めればあなたの眼は元の形に戻るのです。
いずれの方法も100%成功するとは限らないことを覚えておいてください。
仮に視力矯正手術では、その結果に満足できなかった場合、
残念ですが手術をして元に戻してもらうことはできません。
一方、視力矯正コンタクトレンズでは単にコンタクトレンズの装用を止めるだけで眼を元の状態に戻すことができるのです。
当院でのやり方
契約時費用は11万円(米国産レンズ1枚)か13万円(国産レンズ1枚)で片眼ずつ(レンズ1枚)が基本です。(別途消費税・以下も同様)
両眼同時スタートの場合18万円となります。
これらの費用にはエントリー代とレンズ代と契約後の検査代が含まれています。
なお契約前の検査(最低2−3回通院)や備品に約5000円かかります。
契約後、よりよい視力を得るために、さらに強いレンズを追加することがあります。(米国産レンズなら3万円、国産レンズなら5万円)
通院は年に2−3回で、検査料は無料ですが、装脱着用点眼液や保存液、消毒剤の購入に1回約2000円から5000円かかります。
18歳未満の方には車の免許をとるころにオルソケラトロジーをやめることをすすめます。
少々、汚れたり傷がついたりしても視力に影響はありません。まじめに毎日していると近視抑制効果も期待できるといわれています。
できれば予約して受診して下さい。確認のため、保険証を持参して下さい。
詳しくは問い合わせや受診の際にご説明します。